新潟県 中学入試 高校入試 大学入試 合格
新潟県 三条市 東三条 駅前 学習塾 立心ゼミナール東三条本校の清野です。
長らく更新をしていませんでした‥。
昨年11月の記事になりますが、高校受験での重要なお知らせとなりますので、以下、掲載いたします。
現在中3生の高校受験から、三条高校に理数科が設置されます。11月9日(土)に三条高校で理数科についての説明会があったので、参加してきました。募集40名(1クラス)に対して、約80名の中学生が説明会に参加しました。
新潟県内の他の理数科との違いや、進学を考える際の注意点とは?
- 三条高校理数科は数学・英語に傾斜配点があります。
数学・英語それぞれ100点満点を2倍して200点満点とします(5教科合計700点満点)。一般的な理数科は、数学・理科が2倍されるため、三条高校は条件が異なります。
三条高校全体の取り組みとして、グローバルな人材を育成するWWL(World Wide Learning)事業拠点校であることが理由のようです。
傾斜配点はありますが、入学後の学習内容については、普通科と同様の英語指導となるそうなので、英語の得意不得意は入試のみに関わってきます。
- 理数科が第1希望の場合、普通科を第2希望として選択できる。
他の高校の理数科と同様の受験システムです。第2希望に普通科を選択しない生徒はほとんどいないため、普通科の志願倍率は表記のものより上がってしまいます。(理数科不合格者を普通科合格に含んだ実質倍率は自分で計算する必要があります)
- 理数科は高2から、「メディカルコース」、「イノベーションコース」に希望選択で分かれる。
一方、一般的な理数科は、「メディカルコース」、「サイエンスコース」に分かれます。
メディカルコース
⇒連携機関は済生会新潟県央基幹病院、三条市医師会(病院見学や医療体験、医療講演会、医師との座談会。)
イノベーション(技術革新)コース
⇒連携機関は三条市立大学(研究室訪問や探究活動により、論理的分析力を学ぶ。工業や地域連携、経営に強い。)
- その他説明会で質問があった回答について
・「メディカルコース」と、「イノベーションコース」に定員は設けない。希望した方に進める。
・部活参加はできる?⇒OK
・クラスは3年間同じクラスで過ごす。普通科に編入
することも、文系に進むこともできない。
・「メディカルコース」=「医学部」ではない。
・理数科担当の教師は、県内の他高校の理数科で指導した実績あり。
まとめ
数学と英語が2倍の傾斜配点なので、中1・2のうちに早めに進学の意識を持っておき、対策していくべきだと思います。
また、「メディカルコース、サイエンスコースのどちらを選択するか?」までを決めておくと、より理数科入学後のイメージがわき、選択のメリットが考えやすくなります。
個人的な予想ではありますが、説明会に参加した生徒の数から倍率は初年度ということもありそこまで高くならないかもしれません。
他の高校の理数科に近い学びができるのであれば、新潟や長岡などの遠方に通わずに近場の三条高校理数科を積極的に選択するのも良い選択だと思います。
大学受験における医学部の地域枠も拡大されているため、頑張り次第で医師を目指すこともできます。
地域枠は一般入学枠と別枠での選抜となっており、新潟大学医学部であれば、毎月15万円の支援を6年間に渡って受けることができます。
その後、新潟県が指定する県内の医療機関に9年間勤務することで、全額返済免除となります。
県外ですが、杏林大学・日本大学・北里大学・独協医科大学・帝京大学にも新潟県の地域枠があり、毎月約50万円が支援されます。
(これらの私大だと6年間で最大3700万円の支援だそうです‥。)(清野)