先日、新潟県立大のC日程を除く県内の国公立大学の志願状況が確定しました。
今年度最も倍率が高いのは新潟県立大のA日程人間生活学部こども学科(34倍)、
次いで新潟県立看護大の後期日程看護学部(22.5倍)、
長岡造形大の中期日程造形学部建築・環境デザイン学科(20.80倍)、
同じく造形学部プロダクトデザイン学科(14.25倍)と続いています。
造形大については公立化してから初めて出願受付となり、高めの倍率が出されました。
(倍率は正確を期すため必ず各大学のHPでご確認ください。)
県立大は入試の日程が独自なので、それを除いた国公立5大学の志願状況はこちらで見られます。
ところで、この倍率で見ると県内では技能系学科の人気が高くなっています。
2月15日の日経web版によると、政府は企業の即戦力になる人材を育てるため、
簿記や金属加工など専門的な技能を習得する新たな大学の制度をつくり、
今の専門学校や高等専門学校(高専)、私立大学などが移行できるようにする。
早ければ来年の通常国会に学校教育法など関連法の改正案を出し
2017年にも開設する見通しとのこと。
企業が採用しやすい人材を生む新大学をめざすそうです。
県内での選択肢が増えることになるのでしょうか。
ちなみにH26年度の専門学校への進学者数は5,410人(卒業者の26.9%)で進学率は日本一。
この新制度により今後技能系の大学進学希望者の選択肢が広がる可能性があると同時に、
専門学校進学を希望していた学生の大学進学への進路変更者数増加も考えられます。
動向に注目が集まります。