立心ゼミナール、東三条本校の清野です。

 

本日、新潟で大学入試改革についての勉強会に参加してきました。

 

センター試験が大学入学共通テストと変わり、来年度から実施予定となっていますが、

3つの大きな注意点を知っておくべきです。

 

まず1つ目は、「理科+数学」「国語+社会」などの、教科横断型問題が出題されることと、これまでマーク式で全く無かった記述問題が課されるということ。自分の言葉で説明する表現力や、長くなる問題文を速く正確に読み解く読解力も必要になってきます。

2つ目は、英語で「認定試験」として、英検やGTEC、TEAPなどの外部試験が実際の入試英語の代わりとしてや、加点として運用されます。また、加点としての運用が多くなる国公立大学では、出願資格として活用されます。

3つ目は、この英語の「認定試験」は大学により扱いが全く異なるということです。国公立と私立の違いだけでなく、私立の中でも、大学・学部・学科ごとに扱いが変わってきます。そのため、例えば、新潟大学をメインとし、私立でGMARCHも受験する場合、明治大学であれば、英検2級を取得していれば、英語のテストを80点として換算してもらえます。そのため、私立併願を希望する場合、大学ごとに異なる認定試験の割合をある程度把握して、英検であれば「何級を持っているとどこの大学が受験可能なのか?有利なのか?」といったことを知っておく必要があります。

 

新聞でも記事になっていましたが、北海道大学、東北大学においては、認定経験については、活用しないことを発表しています。これまでにも「センター利用」としてセンター試験の結果を使って併願をするという方法もありましたが、8~9割とかなりの得点が必要になることから、使える生徒は限られていました。

そのため、私立の併願に関しては、自分が受験する大学に合わせた認定試験を受けつつ、大学入学共通テストや、国公立大学の二次試験の勉強も進めていくことになります。

 

ただ、生徒と話をしていても高2・1生の場合であれば尚更、行きたい大学についてはぼんやりとしか決まっていないという生徒も多いです。

 

また、入試における項目ごとの比重は日々、新しい情報が発信されています。

そのため、自分が受験するかもしれない大学の動向についてはこまめにチェックしていく必要があると思います。

 

リゼミでは6,7月と保護者面談を行っており、学習状況や進学のお話なども含めてサポートをしています。

1学期の定期テスト、定期考査もほとんどの学校で終わりましたが、これからの夏休み、受験学年だけでなく、目標を見据えた上での学習をできるよう、頑張って欲しいと思います。